「高齢期を心豊かに暮らす」セミナー第3弾として、神戸海星病院の内科部長である北村順先生を講師にお迎えし、「漢方の知恵を暮らしに~いつまでもいきいき生活~」と題して開催いたしました。
一般の方、居住者の方ともにたくさんお集まりくださり、満席の大盛況となりました。
漢方というと、何となく古い医学だとか、あまり効かないのではないかといったイメージもありますが、「漢方=漢(中国)の方技(医学)」であり、2000年の経験を積んだ医学で、それが現代にもあるのは効果が認められてきたからなのだと説明されました。
ご高齢の方によく見られる、検査をしても問題はないが身体がだるい、痛いといった症状は、漢方で改善することがあり、症例を示しながら、「正しい診断、正しい処方であれば効きます」と北村先生。
同じ病気・症状でも、体質等によって処方が異なるのが漢方。「魔法の薬」ではないので、処方が変更になったり、うまくいかなかったりすることもありますが、西洋医学とともに上手に取り入れて健康に日々を過ごしたいものです。